入門者のための道具紹介〜スコヤ

今日は、スコヤという道具の紹介です。

こちらの道具は形から想像のつく通り、材料の直角を確認するための道具です。

少し前に紹介をさせていただたいストレートエッジ(もしくは下端定規(したばじょうぎ))という道具とも共通するのですが、作業をより正確にし、精度を上げていくための計測器の1つです。

写真のスコヤはドイツ製ですが、実は国内で精度が高く作られているスコヤを見つけるのは意外と大変です。

皆さんの身近なホームセンターなどで1,000~2,000円程度で買うことができるものや、真鍮と鉄を組み合わせて作ったような安価なスコヤには、十分な精度が出ているものが残念ながらほとんどありません。場合によるとスコヤに頼るよりも、目で見て直角を確認した方がよい結果が出ることも少なくないほどです。

精度が高ければ高いほど、よい仕事ができるかというと必ずしもそうではありませんが、ある程度の精度がなければ、意味がなくなってしまう道具ではあります。

スコヤは英語ではSquare、あるいはMachinist squareなどと呼ばれますが、外国の方が価格と品質に優れたものが見つかりやすい場合もありますので、ぜひ皆さんもいろいろと検索してみてください。

ちなみにスコヤの精度検査を自前でするならば、同じサイズのものを2つ持っていた方がよいでしょう。

 

 

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