入門者向け基礎コースの様子

弦楽器の技術で仕事をしてみたいと思いながら、本当にやっていけるのか、技術が身につくのかということが分からずに迷う方は多いと思います。

当校では技術者の最初の一歩としての刃物の仕立てを学び、基礎的な木工に取り組みながら、自分自身で合う合わないを判断していただくための材料として、「入門者向け基礎コース」を提供させていただいています。

本日もお一人、受講されていますが、今回はちょうど4回目で、両刃ナイフの研ぎに取り組んでいただいています。

両刃ナイフはヴァイオリンからコントラバス までの駒の切り出しはもちろんのこと、技術の現場ではあらゆるところで使われる道具です。

仮に取り組んでみて自分にはこの仕事は合わないと感じた場合でも、ナイフや鑿(のみ)の研ぎは生活の中でも後々役立てることができるでしょう。

こちらのコースは高校生以上〜社会人の方であれば基本的にはどなたでも取り組んでいただけます。ただし、ご本人が将来を判断するためのコースであるため、一つ一つの工程をできるまでやっていただくものです。基礎が大切であること、また地道な訓練の要素が大きいものであることを知っていただければ幸いです。

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